• 主に長崎県、佐賀県を中心に元刑事のキャリアを活かし行政書士&災害危機管理に取り組んでいます。

メディアリテラシーの傲慢

本年初めての投稿となる。希望が持てるようなものを発信したいと思っていたが、新年早々、愚痴をこぼさずにはいられない。地元紙に対する不満である。

筆者は地元紙(敢えて誌名は言わない)を購読している。目を通していくのは、一面の「きょうの天気」、コラム欄、社会面(事件・事故)、ローカル版、情報欄(死亡欄、誕生欄、声「みんなの広場」欄)の順だ。総合(政治面、国際面)は殆ど読まない。理由は、読む価値がないからだ。

今回、不満を抱いたのはコラム欄である。この欄に目を通すのは、文章の構成、表現方法等のリテラシーを学ぶためである。リテラシーとは、ある分野に関する知識やそれを活用する能力のことをいう。要は、文章を書く能力、読者に伝える力を高めたいからだ。

地元紙のコラム欄は、二人の記者が担当しているようだ。この記者たちは、それぞれの目線も違うし、取扱う時事問題も違うから、バラエティーに富んでるし、ときに「なるほど」とか「うまい」とつい口から出るほど、短い文章で読者に伝えるリテラシーを感じる。

ところが、最近、一人の記者のコラムに違和感を感じている。特に、この記者は政治面をとり上げることが多いが、文章力・表現力を問題にしているのではない。その内容に悪意や傲慢さを感じてしまうのだ。

本日のこの記者のコラムには、1月20日(日本時間21日未明)に就任する米国のトランプ新大統領に関する自論を展開していた。

本日のコラムは、ニクソン元米大統領の首席補佐官だった人物の回想から始まっているが、出だしはこうだ。敵対する相手国に「あの人(ニクソン大統領のこと)を怒らせるとどうにもならない」とわざと口を滑らせてくれと大統領に頼まれた。外交は、何をしでかすかわからないことを敵に思わせ、交渉の場に引きずり込むのが外交術だというもの。

途中は省くが、このトランプ氏に関し、何をしでかすかわからず、相手を怖がらせるような、そんな「ごり押し」がまかり通る先に秩序はあるのか、どうもおぼつかないーと結んでいる。

おそらく、トランプ氏が各国に関税を課すことを捉えての論調だろう。これまでコメントは控えてきたが、現在は、読者が声を上げる時代になっている。だから、購読者として、そして何が真実かを追及する者として、この記者に敢えて言わせてもらう。

マクロの視点でものを観ろーそう言いたい。日本語で言うなら、「木を見て森を見ず」というところか。一つの事象で、トランプ氏が恐ろしい人物だと読者に刷り込もうとする意図が見える。

それでは、なぜ、トランプ氏は圧勝で再選を果たしたのか。何が、米国民に支持されたのか。そこの視点が抜けている。論拠も示さず批判するのはやめてもらいたい。ここ数年、トランプ氏はマスコミから徹底的に批判されてきた。しかし、米国民は気づいたのだ。何が真実かを見抜いている。我々国民も気づき始めている。それを気づかずに、一方的にこれまでと同じ論調を張るのは愚かとしか言いようがない。今、なぜマスコミが嫌われれているのか、それさえも理解していないようだ。筆者が、総合(政治面、国際面)を読まない理由はここにある。

せめて、コラム欄は中立であってほしい。読者に「へえ~、なるほど。この記事、勉強になるな」と思わせるような時事論評が見たい。