• 主に長崎県、佐賀県を中心に元刑事のキャリアを活かし行政書士&災害危機管理に取り組んでいます。

失敗

私の趣味の一つに読書がある。安い文庫本を買ってきては、暇なときに読んでいる。暇なときと言っても、少読のときもあるし、一気に読んでしまうときもある。ペースとしては週に1冊というところだ。

好きな小説のジャンルとしては、青春ものというか心に響くものを好んで読んでいる。例えば百田尚樹シリーズは全てを読破している。特に「永遠の0」を読んだときには感涙が止まらなかった。他には、家族の愛に焦点を当てた重松清シリーズも好きな部類だ。

今回のテーマは、そんな好きな作家の話ではない。よくある私の失敗談だ。またやらかしてしまったという話である。今日も書店から1冊の文庫本を買い、さっそく夕食後に読み始めた。この著者のシリーズも家族の物語が多く、好きなジャンルであるため、読破しようと考えていた。

ところが、読み始めてすぐに気づいた。その文庫本は一月前に読んだ本だった。ああ、またやってしまった・・と。そう思ってもあとの祭りだ。何回同じことを繰り返すのか、我ながら呆れてしまう。

百田尚樹シリーズのときも重松清シリーズのときも同じ失敗をしている。これだけではない。漫画の部類では「ゴルゴ13」シリーズを好み、よく単行本を買っていた。そのときも同じ失敗をしていたのだ。その都度反省し、次はよく確かめてから買おうと心に誓うのだが、時が経てば忘れてしまっている。

原因としては、タイトルを忘れるという記憶力の衰退もあるが、年齢を考えるとそれも仕方ないことではある。しかし、購入する前に前語りを読み、記憶を呼び覚ますことも必要なのだが、せっかちという性格からそれを省いてしまうことに問題がある。

警察現役のときは、よく部下に「チェック&チェック」を指導していた。失敗しないためにチェックを重ねろという意味だが、今はそれを自分が犯している。以前、反省はサルでもできるという謳い文句があったが、それを思うと自己嫌悪に陥ってしまう。

自分を卑下ばかりしては心身に悪いから、敢えて言い訳をするならば、再読できるからいいか、と思うことにしよう。情けないながら自分を慰めている。

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