初詣に行くと、神社の境内にある掲示板の表示が目に止まった。古希ーその該当欄に「昭和32年生まれ」とあった。満69歳(数え70歳)を迎える者が該当するということ。まさしくわが身の誕生年である。全く意識していなかっただけに、古希という言葉が深く突き刺さってきた。
古希は、唐代の詩人・杜甫の一節の「人生七十古来稀(じんせいしちじゅうこらいまれなり)」から来ている。古においては、70歳まで生きるということは稀有なことだった。ちなみに、終戦の2年後である1947年(昭和22年)の平均寿命は、男50.06歳、女53.96歳だったという。
今や人生100年の時代である。定年退職年齢が伸び、現在の70歳はリタイアする年でもなくなっている。70歳を迎え、新しいことにチャレンジする人もいる。やってきたことの高みを目指し、日々努力を続けている人もいる。古の70歳には考えられないことだろう。
「老いてはますます壮んなるべし」(後漢書に出てくる馬援の言葉)。このことわざは、今の時代にぴったり当てはまっている。体の衰えは誰にも等しくやって来る。それを加速させるか、緩やかにするか、それは気持ちの持ちようだ。自分の中に目標を立て、挑戦する気持ちを忘れないこと、それがこれからの人生にとっては大切になってくる。
まだまだやれる、無為に過ごすことはだけはしないー神殿に向かい、そう誓った。帰宅し、さっそく新しい手帳の1ページ(元日の欄)に「新しいチャレンジー情報処理技能検定3級合格」と記載した。