師走に突入した。この時期になると、毎年思い悩むのが「賀状じまい」に踏み込むかどうかということ。毎年、来年考えよう、と先延ばしにしてきた。確かに、差し出す賀状もいただく賀状も年々減ってきている。前職のときと比較すると3分の1だろう。理由は、繋がりが薄くなってきたこと、相手が賀状じまいを宣言してきたから。これもSNSによる簡略化傾向の時代に突入したからだろう。
それでも賀状を出してきたのは伝統を重んじてきたところがあったからだ。古い考えかもしれないが、日本人らしさやわび・さびの心まで失われていくような気がしていた。しかし、時代の変化とともに移ろいゆくのも伝統なのだ。長く生き続ける伝統もあれば、新たなものにとって代わる伝統もある。桃の節句、端午の節句、七夕、十五夜の月見等々、廃れつつある伝統もあれば、バレンタイン、ハロウィン、クリスマス、ブラック・フライデー等々、今や外国から入ってきたものが賑わいを見せている。
これもグローバル化の進展なのか。賀状じまいのことを考えていたら、つい、日本の伝統文化のことまで考えてしまった。ここは時代の流れに乗ってしまおうか。今は「Happy New Year」の賀状が増えているのだから。